バーバルコミュニケーション、ノンバーバルコミュニケーションという言葉はご存知でしょうか。
コミュニケーションにおける方法ですが、バーバルコミュケーションは「言語的な」コミュニケーション、ノンバーバルコミュニケーションは「非言語的な」コミュミケーションという意味です。
Webサイトはユーザーとのコミュニケーションを行うツールです。
今回はユーザーと円滑なコミュニケーションを取るためにどうすれば良いのか、またどのように考えれば良いのかをご紹介します。
私たちが誰かとコミュニケーションを行う時に、
「何を」話しているかよりも
「誰が」話しているかの方が大きな要因を占めています。
アメリカ人の心理学者アルバート・マレービアン博士の実験によると、
話す言葉の内容は7%に過ぎず、
残りの93%は顔の表情や声の質によって他人を判断している
そうです。話している内容よりも「何となく」が大半を占めることになりますね。
では、このマレービアンの実験結果をWebサイトに当てはめるとどうなるのでしょうか。
言語的なコミュニーション=説明文や記事における文言全般
非言語的なコミュニケーション=デザイン、フォント、行間、UI、テイスト(雰囲気)
となります。
Webサイトにおいて、見た目や雰囲気が悪いと、93%のユーザーには文字すら読んでもらえず、どれだけ練りに練った文章を書いても伝わらないことになります。
言葉よりも雰囲気?
まずはユーザーに読んでもらえるようなサイトを作らないといけない!
コンテンツよりもデザイン重視で!
バーバル < ノンバーバルでいこう!
となるのですが、非言語的な部分のみで制作すると、制作者にとって恐ろしい
「何となく違う」
という言葉が出てきます。
良いサイトを作るためには、非言語的な部分を言語化する必要が出てきます。
非言語的な部分を言語化する意味
非言語的な部分を言語化することで生まれる最大のメリットは、
どの立場の人でも共通認識が得られること
これがあるとないでは制作者、発注者双方のストレスの度合いが全く変わります。
そのため、ディレクターが実施するのは、徹底的なインタビューをすることで発注者の「好み」を言語化、ユーザー調査を実施してユーザーの「好み」を言語化して客観的な情報にします。
デザイナーは言語化されたものを非言語化してくれる存在ですね。
まとめ
Webサイト制作は、非言語領域(ユーザーと発注者の好み)→ディレクターによる言語化→デザイナーによる非言語化といった一連の流れが良いWebサイトを生み出します。
バーバル < ノンバーバルではなく、バーバル > ノンバーバルでもなく、バーバル = ノンバーバルと等価値と捉える必要があります。
良いWebサイトを制作して、売上を上げましょう。