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Webディレクターの仕事内容と求められるスキル

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サイト制作の専門家で簡単に触れたディレクターという職種ですが、Webディレクターの業務は各人の得意分野によって他の職務を兼務することもあり、幅広いです。
今回はWebディレクターがどういったことをしているかをご紹介します。

ディレクターの仕事内容

予算の範囲内で良い制作物を作り、お客様(担当者)に喜んで頂くのがディレクターの仕事です。
私が行っている主な業務としては、

  1. 顧客折衝(営業・企画・制作)
  2. ドキュメント作成(見積もり・提案書など)
  3. 制作進行
  4. 制作物のチェック及び修正指示
  5. トラブル解決
  6. その他不随する業務

といった所です。
デザインやコーディングを行うディレクターもいますが、私の場合はパートナーにお願いしています。Web制作会社などの組織内のディレクターなどは、私と同様の業務が多いのではないでしょうか(営業とトラブル解決は別部署の可能性があります)。
それぞれの内容を見ていきましょう。

1.顧客折衝(営業・企画・制作)

営業

電話でのアポ取り、DMや広告などからの問い合わせ、セミナーや勉強会などでの名刺交換がご縁になってご相談頂く、広告代理店様などからご紹介頂く、ポータルサイトからの見積もり依頼、自社サイト経由のご相談、お客様からのご紹介などがほとんどではないでしょうか。

営業先で行う内容は、自社の会社案内で自社の得意分野(コーポレートサイト・キャンペーンサイト・システム)の紹介と、それを裏付ける制作実績をご紹介しながら具体的な相談内容を引き出す手法です。

Webサイトの制作は問題解決の一つの手段なので、私はサイト経由のご相談かお客様からのご紹介をメインにしています。

企画

広告代理店様などからご相談頂いた内容に対して効果的なPR方法を考え、解決策を提示、場合によっては提案書を作成します。
複数社と企画で争うコンペではプレゼンをすることもあります。
慣れるまでは心臓がバクバクしますが、慣れてからは結構楽しめます。

制作

メールや電話、Skypeやチャットワークなどのチャットツールで意思の疎通を取れるようにして、作成したドキュメントやデザインなどを元にお客様の意向を把握、プロとしてアドバイスしながらより良いサイトを作るべく相談します。
基本的には予算に準じて、お客様のお気持ちと会社の利益を両立させるようにやり取りしています。

2.ドキュメント作成(見積もり・提案書など)

企画の段階で作成するものもありますが、見積もり、サイトマップ、スケジュール、提案書、ワイヤーフレーム、修正用のドキュメントなどが代表的な作成物になります。
使用ソフトはパワーポイントやエクセルが多いですね。
各社それぞれの形で作っているので、Adocの場合はこんな感じと見て下さい。

見積もり

mitsumori

お客様のお困りごとを解決するために必要な工数(こうすう)を出して計算します。
工数は人日(にんにち、1日8時間、1人が2日でできる場合は2人日)で表されて、全体の作業量を把握するとともに、各パートナーの人日単価(それぞれのスキルによって値段が変わります。1人日当たり2.5万~5万くらいと幅があります)を掛けて算出します。

サイトマップ

sitemap

Webサイトを構成するコンテンツ(内容)を地図のようにして表したものです。
PCサイト・スマートフォンサイトが分かれている場合は、図のように色を変えたりすることで見分けがつくようにします。

スケジュール

Schedule

最初はざっくりしたスケジュールですが、規模の大きいサイトを作る場合はエクセルやGoogleのスプレッドシートで詳細を管理します。
最初に定めた通りに進んだら、本当に気持ちいいですよ。

提案書

企画の項で説明したので、内容は割愛します。
パワーポイント、イラストレーター、Skechなどで作成します。
私はパワーポイントで作成しています。

ワイヤーフレーム

wireframe

お客様がお持ちの問題を解決するためにディレクターが考えた解決策を全てここに詰め込んだ設計図です。
テキストができていない場合はダミーで作成しますが、できることならば「これをデザインにすれば終わる」くらいのこだわりを持って作りたいですね。

修正用のドキュメント

お客様から頂いた修正指示をデザイナーやコーダーに共有する時に、認識の違いがでないようにするために資料にして渡します。
該当ページを印刷して赤ペンで指示を書き込んだりすることもありますが、パートナー契約などをしていて直接会うのが難しい場合はドキュメント作成が必須になりますね。

3.制作進行

制作はヒアリング、要件定義、仕様決定、ワイヤー、デザイン、コーディング、システム組み込み、検収、納品という順番で進みます。
この流れをスケジュール通りに円滑に進めるためのあらゆる努力をします。
詳しくはWebサイト制作の流れとやるべきことでご紹介しています。

4.制作物のチェック及び修正指示

社内チェックが完了すると、お客様へご確認頂きます。
確認するのはデザインやコーディングが終わる毎にチェックして、デザインの崩れ、誤字脱字、コピペミス、コーディング面においては、alt(画像が表示されない時の代替テキスト)抜け、リンク切れ、タイトル抜け、meta要素などをチェックします。
お客様が見ない部分も必ず確認します

5.トラブル解決

サービスの範囲内で実施できるものか、追加や変更なのかを判断するのが大切です。
できれば全部サービスで対応したいものですが、作業時間が半日以上かかる場合は新たに予算を組んで頂く必要が出てきます。

サービスの範囲内

あくまで私の場合ですが、制作側のミス(故意ではないです)やコミュニケーション不足でお客様が勘違いした状態であれば検収期間後であったとしても、できる限り迅速かつ無料で対応しています。
また、作業時間が1時間程度の場合もお付き合いがある場合はお手伝いしてたりします。
テキストや画像の差し替え、簡易な設定変更などはサービスの範囲内ですね。

追加・変更

当初の契約から明らかにお客様都合で変更したり追加された仕様のこと。
構造が変わったり、システム内容をカスタマイズする場合は追加予算が必要になります。
バナーの作成(差し替え)、スマホ対応、システムファイルを触る必要がある場合などは追加になることが多いです。
修正と変更の違いについてはWebサイトにおける修正と変更はどう違うの?で詳しく説明しているので、ご興味があればご覧ください。

6.その他不随する業務

撮影・コピーライティング

素材(HPで使用するテキストや画像など)として使用するカメラ撮影、コピーライティングができないクライアントの場合は取材してテキストにする作業が発生します。

画像の修正・HTML・CSS

その他には簡単なデザイン修正やテキスト修正などができるとスムーズなので、フォトショップやイラストレーターなどの画像編集ソフトやドリームウィーバーやテキストエディタでHTMLやCSSが触れるといいですね。

求められるスキル

ディレクターの業務は幅広いものですが、特に必要と思われるスキルを3つに絞ってご紹介します。

1.コミュニケーションスキル

クライアントの意向と制作側に食い違いが起きないように、また制作側の事情をクライアント側に分かってもらうため、どちらの意見も理解した上でどちらにも納得してもらえるようなコミュニケーションスキルが最も必要なスキルになります。

2.誠実な対応

「スキルなん?」「当たり前やん」と思うかもしれませんが、できてない同輩が多かったので2番目にエントリー。
1のコミュニケーションスキルと被るかもしれませんが、メールの返信を早くする、ミスが起きた時や遅れが発生した際には判明した時点でこちらから連絡する、クライアントのリテラシーに合わせて言葉を選ぶ(専門用語の比率を考える)、期限などのクライアントとの約束を守るなどができればOKです。
トラブルが発生する理由は、大抵上記のどれかができてない事が原因になってます。

3.ドキュメント作成能力

クライアントが見ても分かるような資料作成、記入してもらう必要がある場合は入力しやすいフォーマットにするのが良いですね。
入力してもらう場合は、エクセルで作るのがいいと思います。

まとめ

いかがだったでしょうか。
ディレクターは現場の責任者であり、お客様と内部クリエイターのとの潤滑油です。
それぞれに伝わる言葉や表現をする必要が出てきますので、通訳としての役割もあると思っています。
発注側にやって頂きたいことは、Webサイト制作の流れとやるべきことでご紹介していますので、こちらもご参考下さい。

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大阪在住のWebディレクターです。 食べ歩きとスーパー銭湯巡りが趣味です。 コメントや問い合わせをもらえると喜びます。
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