発注する前に知っておきたい!Webサイト制作の流れとやるべきこと

Webサイトを制作会社に頼んだら、後は待つだけ…と思っている方はいますか?
日本中の制作会社の中にはそのシステムで運営している制作会社があるのかもしれませんが、私の知っている制作会社はそんなことはありません。
今回は制作の流れと発注側にお願いしたい作業についてご紹介します。

制作の流れ

web4

制作は、打ち合わせ、設計、製作、システムという順番で進みます。具体的には、1.機密保持契約書、2.業務委託契約書、3.ヒアリング、4.要件定義・見積もり、5.仕様決定、6.ワイヤー、7.デザイン、8.コーディング、9.システム組み込み、10.検収、11.納品という順番で進みます。(1~5は前後する場合があります)それぞれ順に説明していきます。

1.機密保持契約書

NDA(Non-disclosure agreement)と呼ばれることもあります。業務において知りえた内容を第三者には伝えませんよ。という旨の契約書です。2の業務委託契約書の中に盛り込む場合もあります。

2.業務委託契約書

Webサイトは、各企業の支店をインターネットの世界に出店するようなものです。そのため、支店を作る業務になるんですね。外部に発注する場合はWebサイトを制作する業務を委託する事になります。ここで制作料金や期間、業務範囲や失敗した際の取り決めなどを行います。きちんとする場合は印紙を貼ってお互い保管しますが、印鑑のみの場合もあります。

3.ヒアリング

制作するWebサイトの予算、スケジュール(公開時期)、主要ターゲット、目的、コンセプトなどを固めていきます。リニューアルの場合は、Webサイトの問題点(不満点)、改善したい部分、追加したい機能などを打ち合わせの中でまとめていきます。

4.要件定義・見積もり

サイトの目的を果たすために必要な機能を洗い出して、それぞれの機能を作るためにはどのくらいの金額がかかるのか、またどのくらいの期間が必要なのかを算出します。この時点では、必要最低限の機能、あったら便利な機能、オプション(カメラマン撮影、コピーライター手配など)も項目に付けますので、お高い金額になることもしばしばw
予算と期間が十分に確保できるならば、全ての機能が実装されたWebサイトが手に入りますが、そうならないことが多いですね。

5.仕様決定

見積もりに記載した項目の中で優先順位をつけて、どういった機能を持ったWebサイトを作るのかを決定します。大抵は予算かスケジュールが機能を決定します。

6.ワイヤーフレーム

wireframe

決定した仕様を元にWebサイトの設計図を制作します。設計図に機能やテキストを書き込みますので、これを元に打ち合わせして認識のズレを埋めていきます。

7.デザイン

確定したワイヤーフレームを元にクライアントがユーザーに対して与えたい印象(親しみのある色使い、信頼感を感じるカチっとしたデザイン、イラストが豊富、画像が中心など)を実現するデザインを作成します。Webサイトはユーザーのために存在しているので、凝り過ぎて使いにくいデザインにならないことが肝要です。

8.コーディング

デザインはjpgなどの画像で確認するため、クリックができません。コーディングはWebサイトとして使用するために必要な作業です。デザインに命が吹き込まれる段階ですね。IEやChomeなどのブラウザソフトで確認できるようになります。当初の予定通りの動きをしているかどうか、クリックすると該当のページにリンクされているかなどの機能が実装されているかを確認します。

9.システム組み込み

コーディングで問題がなければ、問い合わせフォームやSNSの埋め込み、CMS※導入などを行います。ここでバグ探しもします。

※CMS…コンテンツマネージメントシステムのこと。これを導入すると、クライアント側で更新しやすくなります。ワードプレスやムーバブルタイプなど、様々なものがあります。

10.検収

クライアントに問題がないかを検査してもらう期間です。期間は制作会社によりますが、1~2週間が一般的です。この期間内に問題がある場合は無償で修正、期間外に発覚した場合は有償対応になります(これも制作会社によります)。

11.納品

制作会社にとっては一先ずのゴール、クライアントにとっては運用のスタートになります。2.の業務委託契約書でもこれ以後の対応については別契約になると定めていることが多いです。運用・保守契約を結ぶか別予算で追加してもらうかのどちらかです。

発注側にお願いしたい作業

制作会社は業務を受託していますが、発注側と二人三脚でWebサイトを作り上げていくものです。発注側は社内の意見を吸い上げて、イメージを具体化、方針を定めた上で、制作物をチェックして頂けると、非常にスムーズに進みます。

社内の意見をまとめる

組織には様々な考え方を持った方がいらっしゃいます。そのため、担当者は意思決定者(経営者)である方が望ましいのですが、経営者は多忙であるためそうならないこともしばしば。どういった意見をまとめれば良いのか分からない方は下記をご参考下さい。

サイトコンセプト

主要ターゲット、サイトの目的、ターゲットにどういった印象を持ってもらいたいかという3点をまとめたものがサイトコンセプトになります。チラシなどの紙媒体、CMなどのマスメディアと連携しながら、インターネットという媒体が果たせることを考えて調整していきましょう。

デザイン参考サイト

「親しみのある」「洗練された」などの言葉で想像するサイトは、それぞれの経験や考え方によって千差万別です。そのため、具体的なサイトを複数あげて言葉を具体化しましょう。イケサイMUUUUUWeb Design Clipなどのギャラリーサイトを利用して、自社サイトのイメージに近いサイトを複数ピックアップして認識のズレを減らしましょう。

運用方針

更新する予定のコンテンツ(ブログ)、更新方法は依頼するのか、自社で実施するのか、誰が実施するのか、その業務時間は割り当てられるのか、分析は誰が行うのかなどの公開後の更新についての方針をまとめておくとその後がスムーズになります。Webサイトはあくまで手段ですので、使わないと成果は出てきません。

素材の準備

テキストや画像のことを素材と呼びます。制作するページが決まった後、そこに掲載するテキストや画像、企業ロゴなどはご用意して頂く必要があります。勿論、取材(ヒアリング)した上で簡単な内容は考えますが、あくまで仮のテキストと思って頂いた方が良いです。

制作物のチェック

ワイヤーフレームに対して

打ち合わせした機能やコンテンツの優先順位が反映されているかどうかを確認して下さい。

デザインに対して

ターゲットに想定した印象を与えることができるかどうか、ワイヤーから逸脱していないかどうかなどを確認して下さい。

コーディングに対して

誤字脱字がないか、間違った情報はないか、きちんとクリックできるかどうか、リンク先が異なっていないかどうか、迷いなく情報を得れるかどうかなどを確認して下さい。

システムに対して

メールが受信用アドレスに届くかどうか、入力者が間違ったメールの場合はエラーが届くかどうか、フォームの入力はしやすいか、更新するためのシステムの操作はしやすいかなどを確認して下さい。

まとめ

いかがだったでしょうか。事前準備がしっかりしていれば、制作側との認識のズレが減り、より良いサイトにするための時間を多く確保できます。売上を上げるために良いWebサイトを作りましょう。

The following two tabs change content below.
大阪在住のWebディレクターです。 食べ歩きとスーパー銭湯巡りが趣味です。 コメントや問い合わせをもらえると喜びます。
スポンサーリンク
adsense




adsense




シェアする

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

フォローする

スポンサーリンク
adsense